・クーロンの法則の例題ついて
ヘリウムの原子核を構成している2個の陽子の間隔を
$2 \times 10^{-15} \mbox{[m]}$とみなしてよいです。
原子核の周りを回っている電子からのクーロン力が気になるかもしれませんが、
これは無視してもよいです。
何故、無視することが出来るのかは考えてみて下さい。
ヘリウム原子の直径は約$2.4 \times 10^{-12} \mbox{[m]}$です。
・磁束密度には単位は無いのですか?
あります。
磁束密度とは「磁束の単位面積当たりの面密度」の事です。
磁束の単位は$\mbox{[Wb]}$であるので、磁束密度の単位は$\mbox{[Wb/m}^2]$となります。
この磁束密度の単位は$\mbox{[Wb/m}^2] = \mbox{[T]}$とも表します。
・過去問の6の(1)(2)が分かりません。
このモデルは半径$R$の球の表面に電荷が一様に分布している状態です。
方針としては、
講義で取り上げた「球の内部全体に一様に電荷が分布している」モデルと同様に
球の内外に半径$r$の球を閉曲面としてイメージし、
それぞれの閉曲面に対してガウスの法則$\int E_n ds =\frac{Q}{\varepsilon _0}$を適用させます。
ここからガウスの法則を適用し、$E(r)$を求めればよいことになります。
とりあえず、ここまで。