・気体分子運動論から出てくる式 $\frac{1}{2}m \langle v^2 \rangle = \frac{3}{2} \frac{1}{N_A}RT =\frac{3}{2}kT$において、$T$が正の値になる理由は何ですか?
運動エネルギーの平均値は正の値を取ります。
従って、等号で結んだ先の項も正の値を取る必要があります。
そのためには$T$が正の値になる必要があるという訳です。
・日本語って難しいですよね。
主体が何になっているかを注意して文章を読む必要があります。
・そもそも「系」がよくわからない。
「系」とは対象として注目している部分のことです。
講義で扱った例での「系」は「ピストン内部の気体」を意味しています。
・過去問のポアソンの状態方程式がいまいちわからない。圧力$p$と絶対温度$T$を表す際に式を変形するだけでよいのですか?
式変形をして、
\begin{eqnarray*}
\frac{T^{\gamma }}{p^{\gamma -1}} = \mbox{const}
\end{eqnarray*}
の形を導いて下さい。
・$\Delta U =Q+W$のとき$Q$が正になるのは吸収のときですか?
その通りです。
熱力学第1法則での$Q$は「物体が吸収した熱量」としています。
・今回も式が多いですね>_< 覚えられそうにありません。(・ε・`)
式を全て覚える必要はありませんよ。
今回の熱力学の分野でも押さえておきたい法則は
状態方程式
\begin{eqnarray*}
pV=nRT
\end{eqnarray*}
ボイルシャルルの法則
\begin{eqnarray*}
\frac{pV}{T} = \mbox{const}
\end{eqnarray*}
熱力学第1法則
\begin{eqnarray*}
\Delta U =Q+W
\end{eqnarray*}
さらに定義として
熱容量
\begin{eqnarray*}
C=mc
\end{eqnarray*}
熱量
\begin{eqnarray*}
Q=C\Delta T =mc \Delta T
\end{eqnarray*}
です。
気体分子運動論の部分では式が多く出てきますが、
今回は深入りしていないので今後勉強すると良いでしょう。
・期末テストの平均点は毎年何点くらいですか?
・期末テストの平均点はどれくらいでしたか?
掲載してある2013年、2014年とも60点前後です。
・チャレンジ問題は点数に入るのですか?
チャレンジ問題は期末テストの評点60点外の点数として扱います。
・期末テストの必勝法とかありますか?
必勝法はありません。
ひとつひとつ理解できる部分を増やして下さい。
・図書館で借りられる期末テストで使えそうな参考書を教えて下さい。
今回の期末テストは範囲が広いため、どれがベストな参考書というのは
紹介できないです。しかし、テストで扱っている問題は特別な例ではないので、
参考書を数冊みれば同様のモデルや解説が見つけられると思います。
・7/16の講義で、話をしなかったテキストの一部はテストに出るのでしょうか?
熱力学については省略した部分が多いので講義中に扱った部分しか出題しません。
・今回の授業で選択と言う形で発表されたところは例という形でそのまま出る訳ではないですよね?
スライドで見せたテーマの問題1-16とチャレンジ問題を出題します。
・テスト簡単にして下さい。
・出来るだけシンプルなテストにしてほしい。
ごく一般的に出題される問題ばかりですよ。
・テストの範囲に「雑問(中テスト2回+少々)」と書いてあったのですが、中テスト2回とは中テストの問題が出るんですか?
中テストで出題した問題をそのまま、或いは一部を変更して期末テストに出題します。
・補講授業の後のテストはどのような形式のテストですか?
補充授業を受けてしっかり勉強すれば出来るようなテストです。
テスト形式は中テストや期末テストと同じような形式です。
・13回の授業でやるには密度が濃すぎませんか?
範囲が広く全てを理解するのは難しいと思います。
さまざまなテーマを講義しましたが、現段階で全てを理解する必要はありません。
今後、それぞれの分野で深く勉強する機会があると思います。
その時にしっかりと理解できるようになって下さい。
・白衣って暑くないですか?
暑いですよ。
・夏バテがひどすぎて授業に支障が出てます。何かいい対策はありますか?
「規則正しい生活をすること」と、「十分の睡眠時間を確保すること」だと思います。
・後期からの講義をもっていますか?
後期では講義はもっていないです。
・ポッキー派ですか?トッポ派ですか?
ポッキー派です。
とりあえずここまで。