・クーロン力のFなのか力のFなのかがよくわからなくなってしまいます。
・少し力学に似てるなと思いました。
クーロン力のFも力の一つです。
従って仕事やエネルギーを考える時も力学でやった考え方が基本になります。
・電気力線は磁石に砂鉄を撒いた時のイメージで大丈夫ですか?
イメージは合ってます。
紙の下に磁石を置いて、砂鉄を撒いた時に出る線は磁力線といいます。
それと同様のイメージで良いです。
・静電エネルギーの式で積分が出てきたところが分からなかった。
・静電エネルギーって要はU=Fxですか?力の仕事みたいに
そうです。
但し、クーロン力$F$は位置によって変化するので単純に
力$\times$移動距離をするのではなく、
微小仕事$dW=Fdx$の積分を計算することになります。
・静電エネルギーの単位[J]って熱の時の単位じゃないんですか?
熱の時と同じ単位です。
詳細は熱力学の時に話しますので、ざっくり簡単に説明すると
熱とは物体を構成する原子や分子の熱運動が増大した時に生じる
エネルギーの事を指します。
つまり、熱とはエネルギーの一つと言えるので同じ単位[J]を用いることになります。
・クーロン力~静電エネルギー P34において
\begin{eqnarray*}
W=-\int_{BC} (\vec{F} \cdot \vec{t})ds
\end{eqnarray*}
の
\begin{eqnarray*}
\int_{BC}
\end{eqnarray*}
の部分は「経路BCを積分する」という意味です。
なので
\begin{eqnarray*}
\int^{C}_{B}
\end{eqnarray*}
となります。
実際に積分の計算ができない、或いは難しい場合においてこのような表記をすることがあります。
とりあえず、ここまで。