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大学の単位と勉強時間

$1$単位あたり$45$時間の学習を必要とする内容とするのが標準である。
これには予習・復習・課題などの時間も含んでいる。

大学では一般的に、講義及び演習においては、
$90$分 $1$コマ($1.5$時間)$\times 15$週=$22.5$ 時間
の授業を学修した者に対して2単位を与える。

となっている。
この意味について検討してみよう。

通常の講義や演習科目での$2$単位は$90$時間の学習が必要となります。

この内訳を考えると

講義時間: $90$分($1.5$時間) $\times 15$回 =$22.5$ 時間

であるから、自主学習(予習・復習・課題・テスト勉強など)は
$90$ 時間 $- 22.5$ 時間 $=67.5$ 時間 が必要となる.

この自主学習の時間を$1$回の講義に分割すると、$4.5$時間になる。

つまり、
「$90$分の講義を1回に対して$4.5$ 時間の自主学習をしなければならない」
という計算になります。

講義時間の$3$倍は自主学習をしないといけない訳です。
しかし、これはよく考えてみれば当たり前のことで、

そもそも、大学の1科目の内容がたった$1.5$時間 $\times 15$回 $=22.5$ 時間で理解し
自分の物にできるはずが無いわけです。
これまでの高校の時とは違い、「授業だけ聞いていればそこそこできていた。」
というようにはならないということです。
新しい考え方がたくさん出てきます。知らない分野も多いと思います。
さまざまなことを勉強できる反面、内容を自分のものにする為には
多くの努力が必要になります。

大学は自分で意欲的に取り組み、講義で理解できなかった部分は
早いうちに解決をするように行動しましょう。

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