Education Physics

日本物理学会 第5回物理教育シンポジウムを振り返って

物理系のキャリアパスに関連して

物理系人材の特色

セールスポイント

・冷静に状況を判断する能力
・柔軟な論理的思考能力
・筋道立った問題解決能力

日頃の研究室での活動が専門分野のみならず、他分野であっても取り組み方は同じなので対応力がある。

物理系人材の強み

・データを数値化して把握
・モデルの構築能力
・ものつくり力

所謂、「現場の対応能力」というもので、物理屋としてはあまり意識して研究活動をしていないが、
外からの意見を聞けば、なるほどと考えさせられました。

実際の研究では、さまざまなモデルを考えて検証したり、研究の装置やプログラムなども
既製品が売っていることはめずらしく、自分たちで製作したり、システム構築をする現状です。

他のフレーズとして

・新技術の原理を理解し利用できる
・本質的な要素を抽出し、モデル化できる

こういった部分について学生の就活指導のアドバイスに役に立ちそうな考え方であると感じました。

工学系から見た物理に関連して

金沢工業大学の先生と日立製作所の研究者からの話

企業において
大学での専門に囚われ過ぎない
高度に専門的な狭い領域の知識を要求していない。

それまでに修得した知識を駆使した
・問題解決能力
・課題整理能力
・論理的にものを考える能力
・文章で的確に情報を伝える能力
・社会に対するリテラシー
・広い教養
などが重要である。

標準基準策定における議論

求められていること
・大学教育の質の保証
・学習成果の可視化

「物理が普段の生活において何の役にやっているのか?」という問いに対する回答

物理学を学んだ者は、科学的思考を土台とした汎用可能な能力を獲得している
・課題発見能力
・問題解決能力

参照基準は現在原案を策定中である。

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